ドラクエ仕事論Ⅰ 〜「いい人材」を集めようとしてはいけない〜
どうも
sho-ichです。
一昨日、職場で中途採用の面接をしてきました。
僕は常々
「よく生きる術」はドラクエに詰まっている!
と思っているので、最後にはドラクエに置き換えて仕事論をまとめますね。
絶対的な「いい人材」は存在しない
採用面接をやると、
「今回はいい人でしたか?」と
ソワソワする社員がいます。
でも僕は、「いい人(材)」としての客観的なステータスは存在しないと思います。
組織における採用は
パズルのピース集めのようなものです。
今の組織に足りていないステータスを持ったピースを探すような感覚です。
だから絶対的な「いい人材」はそもそも存在しないのです。
「いい人材」にこだわり過ぎると、採用後もうまくいかないことがあります。相手に対して完璧を求めてしまい、採用した側も満足度が下がりますし、採用された側も期待した評価を得られずコミットメントが下がります。
総じて組織全体の生産性は下がってしまいます。組織に大切なのは円滑なコミュニケーションですから。
そんなわけで
良いか悪いかはわかりませんが、
少なくとも今の組織にはいない、クセの強いカラーの方だったので、採用通知を出しました。
他にも数社受けてるようなのでどうなるかわかりませんが、組織全体のパワーアップにつながれば個人のステータスはあまり気にしないのが僕のスタイルです。
全員勇者のパーティーは強くない
さて、このことはドラクエからも明らかです。
勇者は体力もあって、攻撃も守りも回復もできます。デイン系の特殊能力も持っています。ソロで見れば明らかに「いい人材」です。
しかし、全員勇者だとなかなか戦いを有利に進められません。戦士ほど火力が無いですし、補助系呪文をさほど使えないので攻撃力や守備力を上げて効率よく戦うこともできません。戦いは長引きがちになりますがMPがさほど高くないのでギガデインもベホマズンも何発もは打てません…相手がデイン系に耐性あったりするともう大変…
良い組織というのは、
やっぱり戦士や武闘家がいて、魔法使いや僧侶もいて、時と場合に応じた戦い方ができるパーティーなのです。
回復役がいない組織には僧侶が「良い人材」になりますし、呪文に頼らず火力を上げたい組織には戦士が「良い人材」なのです。リサーチや分析を強化したければ盗賊でもいいかもしれません。
ルイーダの酒場では、
個々のパラメータよりも、
パーティー全体が強くなるように、いろんな人材を集めることを重視した方が良いのです。
ただし、
多様な人材を採用すべきですが、
「魔王を倒す」という目的だけはパーティー内で共有できる人間でなければいけません。
まぁ
中には途中で悟りを開いて賢者になる遊び人もいるかもしれないので、必ずしも悪くないと思いますけどw
※全体的にⅢをイメージしながら論旨展開しました。