昭和男子の令和時代攻略法

幼少期は友達ゼロ人。だけどゼロから作品やイベント、そして組織を創ることかできるようになった昭和男子のマイライフ!

「●●は悪くない」② ~ラッパーみんなは悪くない~

Yo!

sho-ichiです。

 

さて「●●は悪くない」シリーズ第二弾!!

以前からHIPHOP話は書こうと思っていたのですが、

なんとなくこのシリーズで書けそうだったのでライトに書いていきたいと思います!!

 

 

なぜラッパーが悪そうに見えるのか

HIPHOPに詳しくない人でも、Zeebraさんの「悪そうなヤツはだいたい友達」という歌詞は知っている人が多いと思います。

そもそもHIPHOPアメリカの黒人ギャングがたくさんいるゲットーで生まれたカルチャーなので、アンダーグラウンドがルーツということは間違っていません。

 

しかし、実は日本にHIPHOP(ラップ)を持ち込んだ第一人者は、作家でもありマルチなタレント活動などでも活躍されている いとうせいこう さんです。また、KING OF STAGE、ジャパニーズHIPHOPの殿堂RHYMESTER早稲田大学のサークルがルーツです。

 

決して必ずしも不良の文化というわけではないのです。

 

それこそ冒頭のZeebraやKダブシャインなどUSのHIPHOPを知るアーティストたちが、日本の不良少年層にも響くカッコ良さをしっかりと確立したお陰で、「悪そうなヤツらにも愛される」ようになったというわけなのです。

 

 

HIPHOPマインドが活きる時代

さて、今回言いたいことは「悪いラッパーもいるけどいいラッパーもいるよ」「人はみんなそれぞれじゃん」ということを言いたいわけではありません。

 

今はとっくに悪くなさそうなラッパーもたくさんいることは、ある程度皆さん知っていることでしょうし。(興味ない人は知らんかw)

 

今回僕が主張したいことは、

「これからの時代はHIPHOP的な価値観が結構イイですよ!」って話です。

 

① 無いものは創る精神

最初に説明した通り、HIPHOPは貧しい黒人街で生まれたわけですが、何故そういった文化が生まれたかと言うと、当時アメリカで流行っていたディスコとかに黒人たちは貧しいから遊びに行けないわけです。

そこで、近くの広場とかに機材持ち寄って自分達でパーティーを開いて遊んでたわけです。(ブロックパーティー)そこでかけていた音楽やダンスがHIPHOPの要素として進化していくわけです。(DJ、b-boying、RAP…)

 

変化の激しい今の時代、何かに乗っかっているだけでは通用しません。

今存在しない新しい価値を自ら創りだす、こういった力はこれからの時代に絶対に身に付けなければいけない力だと思います!

 

② クリエイティブは「0から1」だけじゃない

以前別のブログでも取り上げましたが、HIPHOPは発祥がそもそもがパーティーなので、掛けられていた音楽は既にあるレコードです。

newedu.hateblo.jp

パーティーで一番盛り上がるのは、曲の間奏(break)をDJがレコード2枚使って引き延ばしていたbreakbeatsで、そこで踊られていたダンスがbreakin'です。

 

HIPHOPのクリエイティビティというのは、

・もともとある曲をアレンジする

・そこにダンスやラップなど別の表現を重ねる

ことで進化してきたのです。

 

ビッグデータやAIの登場で人間は知識量や情報処理能力でコンピュータに勝てない時代です。人間にはクリエイティブな能力が求められます。

しかし、誰もが「0から1」を生み出すような飛び切りの芸術家にはなかなかなれません。

でも、「1」に何かを足したり掛けたりすることで新しいものを生み出す

こういった姿勢を身に付けることで、より多くの人がクリエイティブな能力を発揮することが出来るはずです!

 

③ 正解がないところに信念を持つ

ダンスにしてもラップにしてもそのスキルについて明確な評価基準が存在しているわけではありません。

いわゆる「バトル」と言われるお互いのスキルを見せあって戦う楽しみ方がありますが、

例えばbreakin'で言えば、アクロバティックなパワームーブを高く評価する人もいるし、音へのアプローチの仕方を中心に評価する人もいるし、フットワークの滑らかさやオリジナリティを重視する人もいます。

だから、様々なバトルイベントがありますが、それぞれのイベントで評価が全く異なるということもしばしばあります。

 

しかし、それがいいのです!

例えば競技スポーツとしての体操競技を考えます。

ちなみに実は僕、中高と体操やっていましたw

 

技それぞれに難度が決まっていて、また、減点ポイントも明確になっています。

もちろん色んな技がたくさんあるので一概には言えませんが、

そうするとどうしても、勝つためにはどの選手も高い難度の同じような技の習得を目指します。減点を避けるため、荒削りの面白い技などは公式大会では控えられがちになります。

演技の中での技の順番こそ違えど、選手は皆同じような演技をします。

だからこそ、誰が一番「上手だったか」が分かるわけですが…

 

それと違ってダンスなどHIPHOPのカルチャーに正解はありません。

しかし正解がないからこそ、「俺はこのやり方で勝ってみせる!」と、

それぞれのスタイルや信念みたいなものが根底にあるので、見ていて熱気を感じるのです。

 

この、正解がない中で、自分の武器は何なのか、自分はどうあるべきなのか、

しっかりと自問自答し、自分なりの価値観やアイデンティティを確立していくこともまた、変化の激しいこれからの時代を豊かに生きる絶対的な秘訣だと思います。

 

 

Peace, Love, Unity, Having Fun

最後に、HIPHOPの持つ4つの精神を紹介します。

まずは Peace と Love 愛と平和、大事っすよね。

 

そして Unity 団結や結束、協同

最後に Having Fun 楽しむこと

 

これからの時代は共生社会になると言われています。

多様な価値観が混在し、それぞれの人が異なるルーツや価値観を持ち、

それでいて一つの共同体として共生することが目指されています。

また、経済の高度化に伴って何のために生きるのか?働くのか?そのための意義や、お金のあり方も見直され変化してきています。

そんな時代にも普遍的な価値って、楽しむことだったりしますよね。

 

さーて、

どうでしたか?

ラッパー、ってゆーかHIPHOP

全然悪そうな感じしないでしょ?

むしろアカデミックな雰囲気さえ感じませんか??

 

HIPHOPは、実は人生を豊かにするとっても素晴らしい信念の宝庫なのでしたw

 

 

以前のブログで「いつかHIPHOPのこと書くだろう」と言っていたので書けてよかったw

↓この時 

newedu.hateblo.jp