昭和男子の令和時代攻略法

幼少期は友達ゼロ人。だけどゼロから作品やイベント、そして組織を創ることかできるようになった昭和男子のマイライフ!

バク転練習法 〜バク転ができる心理学〜

こんにちは

sho-ichです。

 

書いたことがあったか無かったか忘れましたが、僕は地域でダブルダッチ(2本の縄跳びの中でダンスパフォーマンスをするストリートスポーツ)のクラブを主催しています。

また、中高は部活で器械体操をやっていました。

 

しかし、これまでなかなかダブルダッチの指導の中でアクロバットの練習をじっくりやってきたことは、かれこれ7年くらい教えてきてたのに、ありませんでした…

(ダブルダッチの場合縄を回すとかステップとか、他にもたくさんやれることがあるので、怪我のリスクも伴うし、かける時間に対しての費用対効果が大きくないので積極的にはやってなかったなぁ…)

 

しかし!

先日、普段子ども達の指導をしてくれている大学生のスタッフが怪我でお休みだったこと、子どもの1人が来るなりバク転教えてくれというもんで、初めてバク転の指導をしました!

 

うん。

やっぱバク転とかアクロバット教えるのはたのしいですねw

なんだかんだそれが一番自分でも得意だし長くやってきたので。

 

そんなわけで、

動画コンテンツあふれるこの時代に、

あえてテキストのみで(画像も挟まず)バク転のやり方を解説したいと思いますーw

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解説スタンス

さて、解説とは言いましたが、

細かい手足の動かし方は、世に溢れる解説動画をご覧くださいw

 

ただ、多くのバク転ができない人間の場合、そういった動画を見ても「いやいや、これ無理だわ」「私にできるわけがない…」と思ってしまって、実技指導ってそもそも意味をなさないことがあります。

 

バク転をできるようになり得る人間は、そもそも「練習すればできるかも」と思うことができる人です。

 

そんなわけで、ここでは、

「私にもできるかも!」と思ってもらうための方法からスタートします。

 

すなわち、バク転の練習をするという行動を起こすために必要な認知を獲得するためのブログです。

 

さて、参りましょう!

 

 

可否判定

さて、まずはここまで読み進めてくださったということは少なからずバク転に興味を持っているということ。この時点でバク転ができるようになる可能性があります。

 

しかし、やっぱりできない、という人もいますので、そうでないかどうかをチェックしたいと思います。

 

・腕が垂直まで上がらない

・体を後ろに反ると腰や背中に痛みがある

・あるいは著しく背中がかたい

    (体を反らせても天井までしか見えず後ろが見えない)

・腕立て伏せの体制で身体を支持できない

 (腕を曲げないで手をついているだけでもその姿勢をキープできない) 

・ジャンプしても数センチしか体が浮かない

 

以上のような場合は、

まずはこのような身体条件を改善してからでなければバク転は難しいと思われます。

それができるようになるまで、

柔軟や筋力トレーニング、ダイエット、怪我の治療などを行い、改善してからにしましょう。

 

 

バク転の原理

さて、今まで見てきた項目に引っかからなければ、

特別運動能力が優れていなくても、健康的な身体さえ持っていれば、バク転は出来るようになります。

 

バク転は、

・後ろにジャンプする

・その時に身体を反る

・手(腕に)身体が乗る

(・最後に足も降りてくる)

 

大きく分けると以上のような運動のつながりによって完成します。

 

すなわち、

・後ろにジャンプする脚力があれば

・ジャンプしている間に地面に手を着けられる程度に身体を反る柔軟性があれば

・腕で体重を支えることができれば

身体能力的には可能なのです。

※ブリッジ出来る程度には背中がやわらかい方が望ましい

※強い腕力は必要無い。体重を支えるのは筋力よりも骨なので。

 

僕自身もそうですが、歳をとって体が硬くなるとバク転はやりづらくなります。

項目としては背中を反らせる柔軟性が実は一番難度が高いかもしれませんが、

若い方は基本的に大丈夫だと思います!

 

 

ポイント①後ろにジャンプする

さて。

バク転では後ろにジャンプします。

後ろにジャンプとはどういうことか?

極端に言うと、

空気椅子をするような気持ちで膝をつま先より前に出さず、

空気椅子状態からジャンプするイメージです。

 

何故膝が出てはいけないのか、

すなわち上にジャンプしてはいけないのか、

ここを理屈で把握しておくことは大切です。

 

人間は後ろにジャンプすることがあまりないので、

後ろに跳ぶことは恐怖心から抵抗があります。

しかし、よく考えてください。

真上に跳びます。

 

ジャンプしている間に地面に手を付けるにはどうしたらいいですか?

 

エクソシストみたいに、

空中でぐんにゃり背中を反らしでもしないと、手が足よりも下にはいかないですよね?

 

でも、体を反らせて弧を描いた状態になっている物体(人間)を想像して下さい。

後ろに倒せば背中よりも先に手がつきますね?

その手がつく頃合いを見て、足をジャンプさせて跳べば足が浮いている間に手が着きますよね?

 

そうなんです。

ジャンプして初めて手が着けるようになるのではなく、

(真上に跳ぶとそうなってしまいますが)

反りさえすれば手は付けられるんです。そのタイミングに合わせて後ろにジャンプする(足を離す)イメージにすると、恐怖心がいくらか和らぎます。

 

 

ポイント②体の反らせ方

さて、とは言え、瞬間的に一気に身体を反らすのって背筋も必要ですし、なかなか素早くできません。

 

実は、バク転で一番大事なのは、ジャンプよりも

手の振りです。

 

手を後ろに着きかなきゃ!

という恐怖心から、まるでダンベルを上げるかのように

手を胸元に構え後ろに伸ばす人がいます。

これは、

マチガイです。

 

手は、身体を反らせるための振り子と思ってください。

先ほどお伝えしたように、バク転で大切なのは、身体を反らせることです。

しゃがむ(空気椅子のように)タイミングで手を伸ばしたまま下におろします。

 

そこから一気に手を伸ばしたまま、目の前を通って大きく手を後ろに振り抜きます。

こうすることで身体を反らせる勢いをつけることができます。

 

ここで大事なことが2つ。

 

・振り上げた腕を止めないこと

・首を返すこと

 

です。

腕を止めない理由はもう一つあるのでそれは後述しますが、

途中で止めてしますと身体の反りも止まります。

十分な反りが得られる前に怖くなって身体を止めてしまってはいけません。

そしてもう一つは、首を返すことです。

 

当たり前ですが、下を向いたまま腕を上げる(バンザイする)よりも

上を向いて腕を上げたほうが腕はより後ろまで行きます。

体を反らせるためには、首も返す(上から後ろを見る)必要があるのです。

 

イメージとしては、後ろに振りあげる手のひらを見続ける感じです。

着手するところも見えるので恐怖心も和らぎます。

首を返してジャンプするのが怖いと思いますが、

逆に首を返さず後ろにジャンプすると弧ができず、頭から落ちてしまいます。

必ず首を返しましょう。

 

 

ポイント③手で地面を押す

さて、身体を反らせて後ろに跳ぶそこまで出来れば概ねバク転は出来ています。

最後に、綺麗なバク転をするために、また、失敗を無くすために、大事なポイントを説明します。

 

バク転は、足ではなく手で身体を支えます。

当たり前ですが、手で身体を支えなければつぶれてしまいます。

 

さて、先ほど後述すると書きましたが、腕を後ろに振り抜く理由がここにあります。

よくあるのが、腕をしっかりあげるものの、身体を反らせるタイミングで腕がその場に残り、手が地面に付く時にはそれこそ腕立て伏せの体制になってしまっている人がいます。

それではせっかく手をついているのに、足がつくのとほぼ同時になってしまい、バク転というよりは宙返りの失敗のように見えます。

 

脚で立つときもそうですが、足の上に上半身は真っすぐ乗っています。

腰を曲げた状態でずっと立っていろと言われると疲れます。

 

手が着く時にはまだ足が肩の上にあるようにしたいのです。

そのためには、振り上げた腕を振り抜いて、

自分から地面に差し込むような感覚で手を着きに行く必要があります。

 

そうすると手で身体を押せるので、バク転がつぶれずにカッコよく出来るのです。

 

 

さて、いかがでしたでしょうか?

理屈ばかりを書き連ねましたが、

 

バク転をするときは自分自身で自分自身の体の動きをイメージすることが大事です。

敢えて文章で書くことで、自分自身の頭を使って動きをイメージすることができたはずです!

 

皆さんの検討を祈っています(^^)